2022/01/24 02:05
12月
今年も残りわずかとなりましたが、積雪が遅く暖かいので
冬支度が助かりますね。
牛たちも毎日外に出て放牧地で過ごしています。
年末に「ちょん」が11回目、「Qちゃん」が4回目のお産をします。
予定日が一日違いなので、ひょっとしたら
同じ日に二頭の仔牛誕生!!ということもありそうです。
この一年もあっという間でしたが、
応援してくださる皆さまのおかげで牛たちとともに
元気に過ごすことが出来ました。
来年も「ちょん」「なな」「まる子」「Qちゃん」「はる」と共に
美味しい乳製品造りに励みますのでどうぞ宜しくお願い致します。
本年もありがとうございました。
どうぞ楽しいクリスマス、そして良いお年をお迎えください。
今夏のチーズ「ナッティー」が美味しく仕上がりました
熟成3ヶ月でとても若いのですが、くせがなく食べやすいです。
そのままでも、又溶かしても美味しく召し上がっていただけます。
お歳暮やプレゼントのお知らせ
チーズ、バターのセットをご希望の金額でご用意させて頂きます。
種類、数量に限りがありますので、お問い合わせください。
年末年始は通常どおりの営業となりますが、
ショップ「MILK BAR」は
12月28日(水)~1月5日(木)まで
お休みします。
11月
暖かかった秋もだんだんと深まってきましたね。
先日、搾乳をしていると外から鳥の声が
聞こえてきたので、空を見上げると渡り鳥がきれいな
Vの字を描いて南に飛んでいく姿が見えました。
毎年のことながら「また来年ね!」と手を振っていると、
もうそこまで来ている冬を感じました。
今年は秋晴れの日は少なかったのですが、
気温が高かったせいかいつもの年より青草が生えていて、
牛たちがいっぱい食べてくれたので、
夏の牛乳でしかつくれないチーズ「ナッティー」を
10月までつくることが出来ました。
だんだんと朝夕が冷えはじめ、霜がおり始めると
牛乳もそろそろ冬の味に変化していきます。
牛たちが太陽の光を少しでも長く浴び、
1本でも多く草を食べようとしている姿を見ると
感謝の気持ちでいっぱいになるのです。
モッツァレラのちょっと美味しい食べ方
寒くなってくるとお鍋の季節ですね。
我が家ではキムチ鍋の時にモッツァレラを薄く切り、
さっと煮てトロッとしたところを食べます。
キムチの辛さとミルク味がとても合うのですよ。
是非試してみてください。
10月
雨が多くすっきりとしない日が続いていますが、
少しずつ秋の気配が漂う頃となりました。
大雪山連峰の旭岳でも初冠雪が見られ、
雲のあいだから顔を出した頂上の白い姿を見て、
冬はそこまで来ているのだと思いました。
今年も農家の方から市場に出せない
規格外のカボチャが届き、
牛たちは大好物の秋の恵みを頂いて大喜びです。
このカボチャが届くと
牛舎にも秋がやってきたと感じます。
暑い夏を乗り切って牛たちにとって
一番過ごしやすい気温(15℃前後)となりました。
一日の内に何回も放牧地と牛舎を行ったり来たり
して、朝から天気の良い日には夕方の搾乳まで
ほとんど外で過ごしています。
牛が草の上でのんびり横になっている姿を見ると
心が安まります。
カボチャを食べて秋の光をいっぱい浴びて、
今年の冬も元気に過ごしてほしいと思います。
9月
暑さの中にも少しずつ秋の気配がする日が増えてきました。
皆さん夏の疲れが出ていませんか?
先月のThanks Giving Dayにはお忙しい中たくさんの方に
来て頂き、ありがとうございました。
初めてお会いする方など、お話ができて本当に良かったです。
1年に1回のイヴェントですが、これからも続けていきますので、
どうぞ宜しくお願い致します。
その開催が危ぶまれた「なな」のお産ですが、
無事出産してくれました。
しかし、また雄のホルスタインだったのです。
雄は子を産めないから乳が出ません。
だから肉用牛になるしかないのです。
そんなわけで生まれて1ヶ月がたち、
昨日出舎していきました。
やっとなれてきた頃にお別れが来るので、
雄が生まれるといつも本当に辛いです。
次に飼ってくださるところで、幸せに暮らしてほしいと
心から願うばかりです。
8月
日差しがすっかり夏らしくなり、
やっと暑い夏がやってきました。
牛舎では毎日大型の扇風機3台が大活躍しています。
今年5才になった「なな」がもうすぐ4回目のお産をします。
「なな」は12才になる「ちょん」の子供で、
親子二代とも家で生まれました。
そして自分のことを牛と思っていないらしく、
牛らしく集団行動をとれず、何時も一人で自由気ままにしています。
それでも「なな」と呼ぶと可愛い顔で振り向いてくれるんですよ!
生まれてくる仔牛はホルスタインなので、
雌が生まれるように毎日祈っているところです。
農夢のThanks Giving Day !
日頃の感謝を込めて8月13日(土)14日(日)の二日間のみですが
(10時~4時30分) クリーマリー 農 夢(MILK BAR)で
牛乳ソフトクリームを用意します。
ぜひ食べにいらしてください。
心からお待ち申し上げております。
※尚、「なな」のお産の状況によっては牛乳が足りず
ご用意できない場合があります。
その時はお知らせしますが、中止とさせて頂きます。
どうかご了承ください。
7月
日差しがすっかり夏らしくなり、
やっと一年中で一番良い季節がやってきました。
そしていっせいに木々の葉が茂り、
どこもここも新緑に染まり始めました。
5月に生まれた「まる子」の仔「ぽぽぽぽーん」もすくすくと育ち、
生まれてすぐに干し草を食べたのにはびっくりしました。
そして仔牛は普通1ヶ月近くったってから青草を食べるのですが、
「ぽぽぽぽーん」は生後1週間ほどで食べ始め、
またまたびっくりしたのでした。
本当にいつも元気で、
おなかが一杯になるとぴょんぴょんと跳ねて遊んでいます。
やはり春に生まれた仔はたくましいのですね。
お父さんも「こんなに手のかからない仔牛は初めてだ!」
と喜んでいました。
でも「ぽぽぽぽーん」は肉用牛なので
もうすぐお別れなので寂しいです。
次に世話をしてくれる方のところで、
より元気に育ってほしいと願っています。
6月
山々の緑が美しくなってきました。
牛たちの放牧も始まり、やっと春が訪れました。
毎年の楽しみでもあるのですが、裏山に春を探しに行きました。
桜の花はもう咲き終えていたのですが、
スミレが一面に咲いている場所がありました。
その姿は本当に美しく、春を感じることができました。
今年もそろそろイベントの季節がやってきました。
旭川の買い物公園でほぼ毎週日曜日(6月26日~10月2日)に
行われる「大雪マルシェ」に今年も参加しますので、
機会がありましたら旭川の美味しいものを探しに
是非お出かけください。
これから気温が上がってきますので、
製品は届き次第できるだけ早く冷蔵庫に収めてください。
どうぞ宜しくお願い致します。
追伸 24日の夕方、11日も出産が遅れた「まる子」が
無事元気な雄の子を生みました。
とても安産だったので、安心しました。
5月
いつもの年なら「放牧を始めました。」とお伝えする
頃なのですが、今年は土が乾かず裏山へ出してやれません。
季節外れの雪のせいでしょうか?
なんだか春が遠く感じられますね。
それでも牛たちは晴れ間をみては外に出て、
毎春恒例の土浴びをして顔を泥だらけにしてきます。
身体も冬の毛から夏毛に変わりつつあり、
こんな天気でも動物たちは着々と春の準備を始めているのです。
私たちもチーズとともにアイス作りが忙しくなってきました。
そして5月の末には「まる子」がお産をします。
春は色々なことが始まったり目覚める季節です。
早く暖かくなって明るい春がやって来るといいですね。
4月
春がそこまで来ているのになかなか暖かい日が続きませんね。
それでもあたりを見回すとフキノトウが頭を出していたり、
ネコヤナギが白い帽子をつけたり、
春はもうすぐやって来そうです。
わが家の愛猫「ちょんこ」も冬の間はずーと自分の
ベッドの中で丸くなり、私たちが牛舎に行っても
ちっとも出てきてくれませんでした。
もう12才になるのでおっくうなのかな?
と思いきや、ここ2~3日は甘えた声を出して牛舎中を
歩き回っています。
そして暖かい日だまりを見つけては外を見ています。
まだまだ元気!!嬉しいです。
東日本大震災では、多くの方が寒い中で辛い日々を
おくっていることでしょう。
一日も早く本当の暖かい春がやって来ることを
心から祈っています。
3月
少しずつ春らしい日差しが照るものの、
今年はなかなか暖かくなりませんね。
文字通りの三寒四温を感じる毎日です。
先日、バターを作っている最中に「はる」が
農夢に来て二回目のお産をしました。
前回が死産だったのでとても心配したのですが、
子牛は生まれてすぐ初乳(母親が出産後最初に出す乳)
を6リットルも一気に飲み、
元気いっぱいなので安心しました。
普通の子牛は時間をかけて3リットルくらいしか
飲まないのです。
しばらくして行ってみると、「ちょん」と「なな」が
まるで自分が出産したように、
子牛をのぞき込んでいるのにはびっくりしましたが、
とても微笑ましい姿でした。
子牛はおなかがすくとベェーベェーと元気な声で催促します。
そして飲み終わるとお腹いっぱいで嬉しいのか、
囲いの中を飛び跳ねています。
寒い中ですが、牛舎にいっぺんに春がやってきました!!
2月
年が明けたとたん寒さと大雪にビックリする毎日です。
みなさん雪ハネ(除雪)の疲れがでていませんか?
何時もの年なら一月の太陽の光に春を感じるのですが、
今年はちっとも感じないのは私だけでしょうか?
牛舎の裏もお父さんの除雪が追いつかず、
牛たちがなかなか外に出られずにいます。
それでも牛舎に差し込む日差しを、
時折気持ちよさそうに浴びています。
今加工場では毎週チーズをつくっていますが、
その原料の牛乳は四季折々牛たちが食べる
飼料によってまったく味や成分が変わります。
ですからチーズもその時の牛乳によって全く違うものができます。
この寒い間の牛乳でつくるチーズの「サワー」は、
白くてとても美味しく仕上がります。
「サワー」はこの後3ヶ月ほど熟成すると食べ頃になります。
早く暖かくなってほしい気持ちもありますが、
今しかできないチーズづくりに頑張る時でもあるのです。
まだ寒さが続きそうですが、
みなさん身体に気を付けながら春を待ちましょう!
1月
明けまして
おめでとうございます。
2011年の旭川は雪が少なく穏やかに明けました。
昨年末に「ちょん」が、10回目のお産を無事終えました。
「ちょん」は11才。
乳牛としては高齢なので、とても心配しました。
母子共に元気だったのですが、
あいにく子牛はホルスタインの雄でした。
「ちょん」は搾乳と食事時間の合間を見ては
子牛のところに行き、舐めてやっています。
その時は本当に優しい母の目をしているのです。
牛舎は寒いのですが、ホッと心が温かくなりました。
子牛のミルクをねだる声が牛舎に響き、
賑やかに新しい年を迎えることができました。
今年も「ちょん」「なな」「まる子」「Qちゃん」「はる」の
5頭と力を合わせて牛たちの世話から製品づくり、
そして心を込めて皆さまにお届けしますので、
どうぞ宜しくお願い致します。