2022/02/15 22:54
一年中で一番寒い季節を迎えました。
春のような日差しがあるかと思うと、
ものすごく冷えて「三寒四温」の名のとおりです。
さて先月の末に最年長14才の母牛「はる」が
10回目のお産をしました。
予定日を過ぎても陣痛が来ず獣医さんに見てもらったところ、
子牛が随分大きく育っているし母牛が高齢なので、
陣痛促進剤を打ってもらうことにしました。
1日過ぎても陣痛が弱く、子牛の足が見えたところで
お父さんと引っ張ることにしました。
「はる」のいきみにあわせて引っ張ったのですが、
子牛の顔が半分見えたところからちっとも出てきません。
「このままでは子牛が死んじゃうー!」と2人で
”全身全霊” ”火事場のばか力”で引っ張り、ようやく無事に生まれました。
その後母子共に元気なのですが、
私とお父さんは全身筋肉痛となり、何をするにも痛くて痛くて大変でした。
それでも元気な「はる」の顔と、ミルクをせがむ子牛の声を聞くと
本当に良かったと安堵の気持ちで一杯になるのです。