昨年の12月に「あずき」が初めてのお産をしました。

母子共に元気で、新年早々子牛の声が牛舎に響いています。

「あずき」は陣痛が始まると自分に何が起きたのか分からず、落ち着かない様子だったので、お父さんと声を掛けてあげました。

そしていよいよ子牛の頭が覗くと、苦しい大きな声を出し何度も失神しそうになっていました。

そんな姿を見ていると辛くて「頑張れ、頑張れ！」としか言えない私たちでしたが、何とか自力で生みました。

「あずき」はしばらく放心状態でしたが、まもなく立ち上がり一生懸命子牛を舐めてあげていました。

まだからだの小さい「あずき」が立派なお母さんになり、感無量でした。

牛たちと共に始まった新しい年はいったいどんな年になることやら！

ただただ穏やかな一年になることを切に祈るばかりです。